クリスマスとお正月は独り身には辛い時期、と
なにかと話題になっていたが、
当事者になるとそのとおり。
どんなに友達と楽しくご飯を食べて過ごそうと
泊まりの旅行に行こうと
最後はまたねと
みんな家族の元へ帰っていくのだ。
2021年に母が亡くなり、
2022年のお正月は父と兄と私の三人。
2022年に父が亡くなり
2023年のお正月は兄と二人。
こんなに急に家族が減るなんて。
大晦日は
母が紅白を横目に
いそいそとおせち料理を作っていたな…
父は除夜の鐘を聞いたあとぐらいに
近所の神社に出かけていっていた。
お前もくるか〜と言われて
寒いから行かない!っていうやりとりを
毎年繰り返していたっけ。
おせちの手伝いもして、
父の初詣にもつきあって、
やっておけばよかったなと後悔ばかり。
そういえば、お正月の朝、
寝間着でもあるスウェットでノソノソ食卓につくと
「お正月ぐらい、ちゃんとした服を着てきなさい」 と怒られたことを思い出した。
親の代はきっと節目を大事にしてきたんだな。
その伝統は残念ながら途切れそうだ。