当事者になるまで、お墓にタバコやお酒を供えてあるのが、あまり理解できなかった。
でも今はわかる。
父も母も冬に亡くなって、
骨壷をおいてある部屋はとても寒かった。
私は 寒い部屋に置いてごめんねって話しかけていた。
二人共寒いのが苦手だったし。
なんなら、暖房つけてあげたいぐらいの気持だった。
さすがにそれはしなかったけれど。
だから好きだったタバコやお酒なんかをお供えする気持ち、今ならとってもわかるのだ。
もう5月
暖房がいらない暖かい季節になってきた。